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きのこのトンシャカ 第二夜
KINOKO.2


山伏の人によると、きのこの妖精にきのこ汁を飲ませると

きのこに戻っちゃうらしいでもきのこに戻っちゃうのに

なぜきのこの妖精はきのこ汁を食べちゃうのか

kinko


1. 食べるときのこに戻っちゃうのを忘れてるから

2. 自分がきのこの妖精なのを忘れてるから

3. きのこを出されると食べなくちゃいけない決まりがあるから




他にも考えられそうだけど、理由はこんな感じかなでも

決まりってどこの決まりかな、わからない

じゃあ1か2がこたえかな



キノコ鍋

きのこには名前があるけど、名前のあるきのこをざっと

鍋に入れちゃうと、どれがどの名前かわからなくなる色も

変わっちゃうやつもあって

きのこのアイデンティティみたいなものが

どうなってるのか気になる 

妖精になるくらいなら

アイデンティティみたいなものだってきっとあると思う

でもアイデンティティってなんだろ

しかもきのこのもうどのきのこなんだかわかんなくなって

後からきたお豆腐や湯葉に埋もれたきのこはどんな気分なんだろ

キノコ汁

妖精がきのこを食べるときのこに戻るってことは

食べた時このきのこは自分だ!って思うからかもしれない

このきのこのきのこのきのこ

自分探しがいきなりできちゃって

ぐるぐるあせるのかもしれない

でもこのきのこはこのきのこだし、あれ、

じゃあきのこはこのきのこ

だったらぜんぶこのきのこなのか

全部、なのかもしれない、の話だけど、可能性はだいじだ



キノコ汁

ちなみに、きのこのことを知ってた山伏の人は

ぼそぼそしゃべる

ぼそぼそしゃべると本当のことや

すごいことを言ってるかんじになる、ってとこがある

たいへん注意が必要

ぼそぼそと、むにゅむにゅやうにゃうにゃは違う

ぼそぼそは山奥とかが似合う感じなのかも

きのこの妖精に連れていかれそうになったら

きのこ汁をだそうというお話でした







2828.tokyo

    

調査地

キノコ専門店




きのこ鍋・きのこ料理専門店 何鲜菇(ホーシェング)

2018年に日本に上陸した、中国・大連のきのこ料理専門チェーン店。本場の雰囲気を残した店名「何鲜菇(ホーシェング)」は読みにくい、覚えにくいが、各種メニューは日本人なら誰もが好きそうな味付けだ。その理由はきのこからの出汁が味付けのベースになっていることにある。メインとなるきのこ鍋は、28種類のきのこが使用されたスープに、きのこや湯葉、干し豆腐、肉類、麺やご飯を具として加えて食べていく。まずスープをそのまますすると、各種きのこの旨味が口の中に広がる。きのこのみのシンプルな出汁だが、きのこの種類が多いことから、印象に残る滋味深い味わいになっている。塩で整えるだけでも十分に旨味が感じられるが、各種たれが用意されたコーナーがあり、好みに合わせてミックスするたれによって、パンチが効いた味にすることもできる。麻辣ダレ、海鮮醤油などのほか、パクチー、青唐辛子やネギなどの薬味も取り放題。店内は清潔で落ち着いた雰囲気で、女性用にヘアゴムが用意されているなど、接客にも細やかな気遣いが感じられる。デザートにオススメは、きのこ入りの「何鮮菇特選アイスクリーム」。期待せず話のタネに注文したが、意外にも高級感のある味で驚いた。