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石垣島の果物 ゆらてぃく市場
ishigaki yurathiku


 5月、石垣島の代表的な果物は何と言ってもパイナップルとバナナです。
 手で千切れることで知られるスナックパイン、甘みと酸味のバランスが良いピーチパインや、石垣島の外では見る機会がほぼない島バナナは、島内であれば各所に販売所があるほか、スーパーにも売っています。

<写真1.奥:アセロラ 手持ち:グアバ>
 よりローカルな魅力を感じられる果物を求めて、ゆらてぃく市場へ。
 青パパイヤや、山椒の葉など、料理に使うものも魅力的です。次回はキッチン確保で旅行することを心に誓いつつ、今回はまっすぐ果物コーナーに向かいます。
まずパイナップルが目立ちます。カット済みのものもカップ入りで売っていました。楊枝付きですぐ食べられる状態で並んでいます。占められている面積から考えても、やはり一番人気はパインなのでしょう。既にスーパーで丸ごと一つ買ってありましたが、手軽さに惹かれてカット済みのものを追加で入手です。

 他にも気になった果物を購入してみました。少し冒険気味のラインナップです。

グァバ
アセロラ
ピタンガ


 グァバは、白、赤、ピンクなどと書いてあります。種類があるんですね。ジュースしか飲んだことがありませんし、生で見たのは初めてです。食べ頃の判断もつきませんが、とりあえず購入です。

<写真2. グアバ 左:赤 右:白>

 アセロラ。こちらもジュースやガムでしか知りません。生で見たのも初めてですが、イメージ通り真っ赤です。食べ頃に違いないと考え、こちらも購入しました。

 ピタンガは、聞くのも初めての果物。調べてもそれほど情報がありませんでしたが、ビタミンの豊富さや見た目に、南国フルーツらしさを感じて買ってみました。

<写真3. ピタンガ>
 好奇心が刺激されて、アセロラ、ピタンガはすぐに食べてみました。
 アセロラ、渋味があります。酸味があって、野性味を感じます。しかしビタミンを欲していたのか完食。再度購入するかというとちょっと難しいところですが、これはこれで買ってみてよかったという食べ物です。割合大きめの種が入っているのは意外でした。

 ピタンガもまた、野性味のあるお味です。つまり、あまり甘味がありません。その代わり、香りと酸味があります。こちらも種に存在感あり。幼少期に食べたグミの木の赤い実が記憶をかすめます。アセロラより渋味は少なく感じました。

 グァバは、切る前から香りが高く、南国気分を盛り上げてくれます。パインと一緒にホテルの方に切っていただいたところ、大変美しい仕上がりです。リゾートに来たなあと実感しつつ味わうと、グァバが予想以上の美味しさでした。種が割と硬いので出回っていないのでしょうか。スプーンで皮ギリギリまで掬い取って食べてしまいました。ややねっとりとした食感で、香りが高く、あっさりした甘味です。癖になり、帰宅後もお取り寄せしてしまいました。赤とピンクはそれほど差を感じませんでしたが、白は実が固いのが特徴的で、サラダに入れることもあるようです。皮が青いうちは、まだ食べ頃ではありません。皮が黄色く色褪せ、傷が目立って見えてくるくらいの時に、中は柔らかく熟しています。



2828.tokyo


調査地:石垣島 JAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」

場所:〒907-0014 沖縄県石垣市新栄町1-2
電話:0980-88-5300
営業時間:9:00〜19:00 ※新型コロナの影響で18:00時閉店の可能性あり。
定休日:毎月第3火曜日(繁忙時期は除く)
サイト:http://www.yaeyama-pain.com

説明:

ゆらてぃく市場は、地産地消を合言葉に事業展開するファーマーズ事業基本構想のもと運営されている店舗。少量多品目の農産物生産を基本とされており、兼業農家や高齢者、女性のファーマーなどが参入しやすい店舗となっている様子だ。そのためか、スーパーでは目にすることのない生鮮食品があったり、眺めているだけでも楽しい。手作りのお惣菜やお菓子などが並ぶ一角はおそらく日替わり。気に入ったものが翌日もあるとは限らないので、まずは購入して味わってみるのが良さそう。