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米かパンか。
rice or Bread

健康的な食生活を考えたとき、回答は米。
しかしパン屋乱立のこのご時世、今食べたいのはどちらかを考えた時、回答はパン。

パンをやめて数ヶ月、InstagramでもYouTubeでも、暇つぶしに見るものにはたくさんのパンが溢れていました。
どうしても食べたい。
でも、食べると罪悪感がある。
グルテンフリーまで気にしてはいないけど、パンにはマーガリンかショートニングが入っていて、砂糖も結構使われており、この2つがやっぱり許せない。
摂取するにしても量を抑えめにした方が良いことは明白なのです。

同じ理由から、焼き菓子も食べられなくなりました。
甘いものを摂取するにしても、和菓子の方がまだしもです。
でも、洋菓子食べたい。
どうしても食べたい。

もともと我慢のし過ぎは良くないと考えるタイプです。
身体に良いものを求め過ぎると心がカサついてきます。
友人が以前ダイエットで10kgの減量に成功し、5人友達を失ったと言っていました。
イラつきがちになって当たりが強くなるのだとか。
やっぱり無理は良くないと、ある日行列のできるお店のパンを食べました。
ところが、あれ?美味しく感じない。
最近色々食事を変えたことで舌が変わったのか、薄っぺらい味に感じてしまいした。
美味しいなら、罪悪感もかえってうっとりする感覚に変わりますが、これでは甲斐がありません。

結局パンと焼き菓子で、原材料も味も良い商品を探すことにしました。
心当たりの情報を探しまくり、先日やっと見つけました。
「木のひげ」という多摩にあるお店です。
レーズン・カンパーニュの原材料は、南部小麦粉、酵母、レーズン、塩。
しかも酵母は天然酵母で、塩は岩塩という徹底ぶり。
大抵のパンの原材料は天然の「塩」ではなく科学的な「食塩」という表記のはずです。
これなら深みのあるパンを味わえるかも。

お店自体に行くのはちょっと遠く、通販は送料無料になる最低金額が3700円でした。
食べたことのないお店で4000円近くもお金を使うのは気が引けます。
もう少しだけ安く買える販売サイトもありましたが、やはり2000円は使うことになります。
そこで、店頭販売をしていることを発見しました。
よかった、青山のナチュラルハウス(自然派スーパー)で店頭販売して長年経つようです。

まずはレーズン・カンパーニュを購入しました。
ネットで口コミを見ると、パンはものすごくかたいとありましたが、私からするとそこまでかたくは感じません。
そして、噛み締めるほど味わいが出てくる。
これなら合格ラインをはるかに超えています。
かためのパンで強い傾向にある酸味が、ここのパンは抑えめです。
調べてみると、フランス式の製造方法に基づいているようです。
酸味の強いドイツパンも美味しいですが、私はフランス式の方が好みなのだと発見しました。
変に健康派のパンを探さなくても、どうやら伝統的なフランス式の製法で良かったのです。

「木のひげ」のサイトを見ると、シンプルなパンなので色々とアレンジして料理するのもあうと書いてあります。
甘いものとしょっぱいものを同時に食べるのが私は好きなので、レーズン・カンパーニュで作るパンペルデュ(フレンチトーストをフランス語ではこう呼ぶらしいですね。フランス式のパンなのでこの言葉を使ってみました)やパングラタンなどにも惹かれます。

まずはギリシャヨーグルトとバナナをのせてみました。
当然美味しい。
ヨーグルトの酸味とバナナの甘みがパンの美味しさを増大させます。

ここのパン屋さん、焼き菓子も売りのようです。
次回購入してみたいと思います。



2828.tokyo


調査地:木のひげ

公式サイト(通販あり):http://www.din.or.jp/~kinohige/ki-home-tyokubaihtml.html
場所:多摩市愛宕4-9-7 ハロッズプラザ102 
電話:042-313-9208
その他取扱店舗:http://www.din.or.jp/~kinohige/ki-home-hanbaiten.html

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店主である牟田口嘉典さんは、日本で初めて自家製酵母パン専門店を創業したピエール・ブッシュ氏に教えを請いながら、パンの研究を重ねた。1983年に独立して「木のひげ」を開店。天然酵母について考察を進めながら、自然栽培の小麦にたどり着いた。パンばかりでなくパイやクッキー等の焼き菓子も好評で、健康的な食事を目指す人の間ではかためのクッキー「おやゆびトム」がオススメのお菓子の定番となっている。